審査委員紹介

第22回:審査委員

審査委員長

伊東 豊雄伊東豊雄建築設計事務所代表

PROFILE

1941年生まれ。1965年東京大学工学部建築学科卒。菊竹清訓建築設計事務所を経て、1971年にアーバンロボット(URBOT)設立。1979年伊東豊雄建築設計事務所に改称。日本建築学会賞、国際建築アカデミー(IAA)アカデミシアン賞、アメリカ芸術文化アカデミーアーノルドW.ブルーナー賞、日本芸術院賞、ヴェネツィア・ビエンナーレ「金獅子賞」、王立英国建築家協会ゴールドメダルなど受賞多数。代表作に、せんだいメディアテーク。
『生成的秩序(Generative Order)』に興味を持ち、日本国内にとどまらず世界を舞台に活躍する建築家である。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 一人の人間として求める楽しく明るい未来を自由に、しかし根拠を明確に描いて欲しい。

審査委員

新居 千秋武蔵工業大学教授/新居千秋都市建築設計

PROFILE

1948年島根県生まれ。1971年武蔵工業大学工学部建築学科卒業後、1973年ペンシルベニア大学大学院芸術学部建築学科修了。1973年ルイス・ I・カーン建築事務所、1974年G.L.C(ロンドン市テームズミード都市計画特別局)を経て、1980年新居千秋都市建築設計設立。その後、1977 年武蔵工業大学講師(現在同校客員教授)、1979年東京理科大学講師、1998年ペンシルベニア大学客員教授に就任。
代表作に1992年水戸市立西部図書館(第18回吉田五十八賞受賞)、1995年黒部市国際文化センター/コラーレ(日本建築学会賞・作品アルカシア賞ゴールドメダル受賞)、2002年横浜赤レンガ倉庫(日本建築学会賞・業績)等、受賞多数。そして現在、これからの代表作となるであろう大船渡市民文化会館(2008年10月竣工予定)、秋田県由利本荘市のホール設計に携わる。
最も影響を受けた建築家は自身が最後の学生であり、最後の所員ともなったルイス・I・カーン。同氏の作品の中でダッカ国会議場、フィッシャー邸に特に感銘を受ける。他にコルビジェのサヴォア邸、ライトの落水荘やジョンソン・ワックス・ビル等にも影響を受け、クールハースの建築にも興味を持つ。

これから応募するコンペ参加者にひとこと アイディアコンペは、得てしてリアリティを欠きやすい。思考が宇宙や地下や海底にいく前に、少し先の未来あるいは21世紀のライフスタイルから離れないで欲しい。また100mを身体的に捉えて欲しい。ダッシュして20秒くらい、歩いて1~2分。2m×100mの200m'²の住居でのライフスタイルとか、ありとあらゆる街の要素を突っ込んでみるのもおもしろい。
http://www.chiaki-arai.com/

大高 一博株式会社日建設計 常務執行役員 設備設計部門代表

PROFILE

1953年東京都生まれ、1978年早稲田大学大学院(建築環境工学・木村健一研究室)卒業後、日建設計入社。設備設計・環境計画を担当。この間1989 年から1年間、関西国際空港業務で英国オブ・アラップ社に出向。また大阪大学、同大学院、神戸芸術工科大学、早稲田大学大学院などの非常勤講師を努め現在に至る。
関西を中心に100棟を超える建築設備設計を担当。関西電力本店ビル、大阪ドーム、地球環境RITE本部研究所、咲くやこの花館大温室、大阪城ホールで空気調和・衛生工学会賞技術賞を、また神戸税関本館でJIA環境建築賞などを受賞。日本建築協会第2回「読者と選ぶ建築と社会賞」論考部門受賞「建築が環境格付けされる時代に向けて」。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 建築設備は20世紀になって建築・構造・環境に加わった第4の工学。次々生まれた新技術が建築を変化させ都市の画期的発展を支えました。世界中が低炭素化都市を目指す今、建築の枠を超え都市に敷衍する環境街区の発想を求めます。
http://www.nikken.co.jp

可児 才介大成建設株式会社取締役専務役員

PROFILE

1967年早稲田大学理工学部建築学科卒業、1967年大成建設株式会社入社、以来設計本部に所属し、建築設計に携わる。2003年常務役員設計本部長、2007年取締役専務役員、現在に至る。
代表作に東西貿易・白河高原山の家(処女作)、浅草ROX(新架構)、小松ドーム(初めての市民ドーム)、札幌コミュニティドーム(雪国の市民ドーム)、さいたまアリーナ(可動建築)
JRセントラルタワーズ(立体都市)など。
影響を受けた建築家は恩師『吉阪隆正』、常に新しいことに挑戦するアーキテクト『エーロサーリネン』、サッポロドーム、下北ドーム等で協同した『原広司』。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 頭の中を真っ白にした上で脳みそをよく揉んで柔らかくしましょう。
http://www.taisei.co.jp/galerie/index.html
http://www.taisei-design.jp/de/index.html

川瀬 貴晴千葉大学教授

PROFILE

東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了後、日建設計に入社。設備計画、設備設計、環境計画を担当。その間、東京藝術大学非常勤講師なども務め、2003年に日建設計を退社。現職に至る。
国内外合わせて140棟を超える建築設備設計に携わり、大正海上本社ビル、NEC玉川ルネッサンスシティ(Ⅰ)、さいたまスーパーアリーナ、パシフィックセンチュリープレイス丸の内ビル、日建設計東京ビルでは空気調和・衛生工学会賞技術賞を、台湾震旦国際大楼では中華民国省エネルギー建築設計賞など受賞多数。また、研究分野では国等の省エネルギー関連、防災関連の基準作成にも協力する。
印象に残る建築物として、IBM本社ビル、ロイズビル、地中美術館に注目。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 現在、日本は地球温暖化ガス排出量6%削減に向けて大変な努力を行っているが、世界の人々に許される排出量は平等という考え方をとると、日本や欧米の先進国は50%以上の大幅な削減が必要となる。地球の資源とエネルギーは世界の人々に平等に配分されなければならないという思想にも耐えられる新しい都市・建築モデルに挑戦してみて欲しい。
http://www.archi.ta.chiba-u.jp/

塚本 由晴アトリエ・ワン/東京工業大学大学院准教授

PROFILE

1965年神奈川県生まれ。1987年東京工業大学工学部建築学科卒。1987~88年パリ建築大学ベルビル校(U.P.8)を経て、東京工業大学大学院博士課程修了。2000年より現職に至る。ハーバード大学大学院客員教授(2003、2007)、UCLA客員教授(2007、2008)。 代表作に、ハウス・アンド・アトリエ・ワン、ガエ・ハウス、主な著書にメイ ド・イン・トーキョー、図解アトリエ・ワン、ポスト・バブル.シティなどがある。 建築のビヘイビオロロジーについて考察中。

これから応募するコンペ参加者にひとこと アイデアの新しさだけでなく、デライトフルな建築を期待します。
http://www.bow-wow.jp

六鹿 正治日本設計代表取締役社長

PROFILE

1948年生まれ。京都市中京区で育つ。1971年東京大学工学部建築学科卒。1973年同大学院修士課程修了。1975年プリンストン大学修士課程修了(フルブライト奨学生)、エーブレス・シュワルツ都市計画事務所(ニューヨーク)、槇総合計画事務所を経て1978年 (株)日本設計事務所(現株式会社日本設計)に入社。2006年代表取締役社長に就任。
新宿アイランドタワー(日本建築学会賞、BCS賞)、汐留シティセンター(グッドデザイン賞)、松下電工東京本社(日経ニューオフィス賞、グッドデザイン賞)、茨城県市町村会館(グッドデザイン賞)、日本橋三井タワー、マブチモーター本社、小金井カントリー倶楽部などの設計に携わる。建築を通じて都市デザインと環境を考えつづけている。
尊敬する建築家は槇文彦、ケヴィン・ローチ。

これから応募するコンペ参加者にひとこと よい建築であるためには機能とデザインと技術のバランスがよくなくてはなりません。特に環境設備計画と構造計画と建築計画の統合度の高さが大事です。意欲的で思考密度の高い提案を期待しています。
http://www.nihonsekkei.co.jp

松田 明彦東京ガス株式会社 都市エネルギー事業部長

コーディネーター

馬場 璋造建築情報システム研究所代表

PROFILE

1957年早稲田大学第一理工学部建築学科卒。1959年早稲田大学第一政経学部経済学科卒、新建築入社。1964年新建築編集長を経て、1990年建築情報システム研究所を設立。2002年に日本建築学会賞業績賞を受賞。
代表著書に、「生残る建築家像」(新建築社)、「策あり!都市再生」(共著 日経BP社)、「日本の建築スクール」(王国社)、「建築がまちを変える」(共著 日経BP社)、「こんな建築家になれるか」(王国社)、「コンペに勝つ!」(共著 新建築社)。
モットーは、「万物皆師」。

これから応募するコンペ参加者にひとこと コンセプトも表現も独創的であること。

(敬称略)

第22回の入賞作品