審査委員紹介

第25回:審査委員

審査委員長

隈 研吾建築家・東京大学教授

PROFILE

1954年横浜生まれ。1979年東京大学建築学科大学院修了。コロンビア大学客員研究員を経て、2001年より慶應義塾大学教授。2009年より東京大学教授。
1997年「森舞台/登米町伝統芸能伝承館」で日本建築学会賞受賞、同年「水/ガラス」でアメリカ建築家協会ベネディクタス賞受賞。2002年「那珂川町馬頭広重美術館」をはじめとする木の建築でフィンランドよりスピリット・オブ・ネイチャー 国際木の建築賞受賞。2010年「根津美術館」で毎日芸術賞受賞。近作にサントリー美術館、根津美術館。その他代表作に梼原・木橋ミュージアムなど。
著書に「自然な建築」(岩波新書)、「負ける建築」(岩波書店)、「新・都市論TOKYO」(集英社新書)
影響を受けた建築家はフランク・ロイド・ライト。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 時代が変わったということが伝わるという案が見てみたい。
http://kkaa.co.jp/

審査委員

岡本 慶一株式会社 日建設計 代表取締役社長

PROFILE

1947年東京都生まれ。1970年東京工業大学建築学科卒業。1972年イエール大学建築学科マスターコース修了後、同年に1972年株式会社日建設計入社。同取締役 東京本社副代表、取締役 名古屋代表、常務取締役 大阪代表などを歴任し、現職に至る。
(社)日本建築学会、(社)日本建築家協会などに所属。
設計経歴に1978年厚木市文化会館、1980年伊藤忠商事東京本社ビル、1982年青森市文化会館、1990年日本電気本社ビル「NECスーパータワー」、1991年ホテル・ニッコーグァム、1992年パナソニックマルチメディアセンタ、1996年エニックス本社ビル、東京グリーンパレス、1997年すみだトリフォニーホール、仙台空港 新旅客ターミナルビル、1998年早稲田大学西早稲田キャンパス14号館、2000年NEC玉川ルネッサンスシティ、2004年中部国際空港"セントレア"旅客ターミナルビル、2006年大阪弁護士会館など。
特に印象深かった仕事は日本電気本社ビル、中部国際空港セントレア。
影響を受けた建築家はイーロ・サーリネン。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 東日本大震災は、日本のコミュニティのあるべき姿を考える上で大きなインパクトを与えた。海外メディアの反応の多くは、日本に対する称賛だ。秩序ある冷静な対応、忍耐強さと絆の強い社会の力など。日本の精神文化と伝統的価値観を再発見する時か。これからのコミュニティ施設とは。内なるものを鋭く!

尾崎 勝鹿島建設株式会社常務執行役員建築設計本部長

PROFILE

1949年東京都生まれ。1972年東京大学工学部建築学科卒業後、同年に鹿島建設建築設計部入社。2003年鹿島建設 建築設計エンジニアリング本部副本部長、2008年鹿島建設 執行役員 建築設計本部本部長を経て、現職に至る。
代表作として西武ドーム(2001年学会作品選集)、長野市オリンピック記念アリーナ(1999年学会作品選集・選奨)、やまびこドーム(1995年学会作品選集)、出雲ドーム(1993年学会作品選集)、あきたスカイドーム(1992年学会作品選集)、日本大学第三学園第二体育館(1991年学会作品選集)など。
現在は日本の古建築にも興味を持つ。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 夢のような「シーン」の発想と、意表をつく「デザインと技術」のアイデアを期待します。 http://www.kajima.co.jp/

佐藤 信孝株式会社 日本設計 取締役副社長執行役員

PROFILE

1950年札幌生まれ、1973年北海道大学衛生工学科卒業、同年4月株式会社日本設計入社。東京を中心に多くの建築設備設計に携わる。2004年頃より 環境・エネルギー領域のソリューショングループを立上げ、コンサルティング業務を推進。東京芸大非常勤講師、空気調和・衛生工学会副会長などを務め現在に 至る。建築設備綜合協会会長、建築設備技術者協会理事、都市環境エネルギー協会理事。 数多くの設計に関わったが、中でも設計から現場監理まで担当した新橋演舞場と品川インターシティを印象深い仕事にあげる。特に品川インターシティは、品川駅東口の基盤整備から関わり、苦労とともに良い思い出。
最も影響を受けた先生は北大衛生工学時代に学んだ、恩師「落藤澄」北大名誉教授。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 今回の震災によりお互いに支え合うコミュニティの重要性を改めて感じた。交流を活発化させるコミュニティ施設、コミュニケーションにより形成されるコミュニティなど、多様な提案を求めたい。
http://www.nihonsekkei.co.jp/index.html

田辺 新一早稲田大学教授

PROFILE

1958年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、同大学大学院博士課程修了し博士号を取得。デンマーク工科大学暖房空調研究所、カリフォルニア大学バークレー校留学、お茶の水女子大学助教授を経て早稲田大学創造理工学部建築学科教授。
2002年日本建築学会賞、2006年米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)Fellowなど受賞。
印象深かった仕事として、室内環境の快適性・健康性に関する研究、シックハウス、建築の環境性能に関する研究開発など。現在は快適性とエネルギー消費のバランスにも興味を持つ。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 優れた環境性能が発揮されている提案を期待していますが、その作品が同時にどのようなデザイン的な良さを有するのかを評価出来ればと考えています。利用する人たちの視点に立ったアイデアが盛り込まれているかも重視したいと思っています。

千葉 学建築家・東京大学大学院准教授

PROFILE

1960年東京都生まれ。1985年東京大学工学部建築学科卒業後、1987年同大学大学院修士課程修了。同年、日本設計入社の後、1993年~ファク ター・エヌ・アソシエイツ共同主宰(~2001年)。1993年~1996年東京大学工学部建築学科/キャンパス計画室助手、1998年~2001年東京大学工学部建築学 科安藤研究室助手を経て、2001年千葉学建築計画事務所設立。現在、東京大学大学院准教授。
代表作に黒の家、MESH、東京ハウスうなぎ001、日本盲導犬総合センター、Studio御殿山、platform、WEEKEND HOUSE ALLEY、こどもの城、田屋銀座本店ほか。現在進行中のプロジェクトに、大多喜町役場庁舎耐震補強増改築工事、工学院大学八王子校舎総合教育棟など。 多くの建築家に影響を受けたが、特にルイス・カーンの作品に興味を持つ。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 建築的知性が必要とされる時代です。それは、単にユニークな一建築にとどまるのでない、より大きな社会的構想力を伴うものであるはずです。未来に向けた、力強い提案を期待しています。
http://www.chibamanabu.jp/

手塚 貴晴建築家・東京都市大学教授

PROFILE

1964年東京都生まれ。武蔵工業大学卒業。ペンシルバニア大学大学院修了。1994年、手塚由比と手塚建築研究所を共同設立。
代表作は屋根の上で生活が展開する2001年「屋根の家」や深さ5メートルの雪の下に埋もれる自然科学館2003年「森の学校キョロロ」。2007年「ふじようちえん」では、一周200メートルの楕円型の屋根上空間を形成。箱根彫刻の森のパビリオン2009年「ネットの森」はボリュームにして320立方メートル、本数にして589本の木を積み重ねて作っている。
グッドデザイン金賞、日本建築学会賞他多数受賞。現在は東京都市大学教授にも就任。最近の興味は建築において"時代を越えるものとは"何か。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 世の中の役に立つ案を待っています。
http://www.tezuka-arch.com

松田 明彦東京ガス株式会社 都市エネルギー事業部長

コーディネーター

馬場 璋造建築情報システム研究所代表

PROFILE

1935年川越市生まれ。1957年早稲田大学第一理工学部建築学科卒。1959年早稲田大学第一政経学部経済学科卒、新建築入社。1964年新建築編集長を経て、1990年建築情報システム研究所を設立。2002年に日本建築学会賞業績賞を受賞。
代表著書に、「生残る建築家像」(新建築社)、「策あり!都市再生」(共著 日経BP社)、「日本の建築スクール」(王国社)、「建築がまちを変える」(共著 日経BP社)、「こんな建築家になれるか」(王国社)、「コンペに勝つ!」(共著 新建築社)、「信頼される建築家像」(王国社)。
モットーは、「和而不同」。

これから応募するコンペ参加者にひとこと コンセプトも表現も独創的であること。

(敬称略)

第25回の入賞作品