審査委員紹介

第27回:審査委員

審査委員長

古谷 誠章建築家・早稲田大学 教授

PROFILE

1955年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院博士後期課程修了。早稲田大学助手、近畿大学工学部講師を経て、1994年に早稲田大学准教授に就任。1997年より同教授。1986年から文化庁の建築家芸術家在外研究員としてスイスの建築家マリオ・ボッタの事務所に在籍。1994年にNASCAを設立。2002〜2011年韓国慶煕大学招聘教授。東京工業大学、東北大学、日本女子大学などで非常勤講師も務める。
代表作に「狐ヶ城の家」(1990年吉岡賞)、「詩とメルヘン絵本館」(1999年日本建築家協会新人賞)、「やなせたかし記念館」「會津八一記念博物館」「ZIG HOUSE/ ZAG HOUSE」「近藤内科病院」「茅野市民館」「桜山小学校」「小布施町立図書館」(日本建築学会作品選奨)、「茅野市民館」(2007年日本建築学会賞、日本建築学会作品選奨、日本建築家協会賞、BCS賞、2011年日本芸術院賞)。集合住宅に「バウムハウス」「高円寺南アパート」「代田の切通し」「UR赤羽台団地」、また都市住宅に「UNABO」「鶯庵」「T博士の家」など多数。
影響を受けた建築家はジョン・ヘイダックとカルロ・スカルパ、吉阪隆正。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 一度コンペに入選すると、なぜかクセになり、また入選します。他の人に真似のできない、あなたならではの独創的な提案を心掛けてください。

審査委員

伊香賀 俊治慶應義塾大学 教授

PROFILE

1959年東京都生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。株式会社日建設計設備設計主管、東京大学助教授、株式会社日建設計環境計画室長を経て2006年より慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授に就任。専門分野は建築・都市環境工学工学博士。
伊藤忠横浜港北ビル、東京ドーム、山梨県環境科学研究所、岩手県立大学、明治大学リバティタワー、地球環境戦略研究機関(IGES)本部、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センター総合開発推進棟、青山学院大学相模原キャンパス、梼原町総合庁舎などの環境・設備設計を担当し、空気調和・衛生工学会賞、サステナブル建築賞などを受賞。
著書に「建物のLCA指針」、「地球環境建築のすすめ」、「CASBEE入門」、「日本低炭素社会のシナリオ」、「建築と知的生産性」、「健康維持増進住宅のすすめ」、「熱中症」、「LCCM住宅の設計手法」(いずれも共著)ほか多数。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 健康維持増進、知的生産性、低炭素性、震災時の生活・業務機能維持性を考慮した建築環境デザイン提案を期待しています。

田中 孝典株式会社 山下設計 代表取締役社長

PROFILE

1946年三重県生まれ。1970年名古屋工業大学建築学科卒業後、株式会社山下寿郎設計事務所(現山下設計)入社。1989年国際プロジェクト部部長、2001年常務執行役員、2003年取締役、2008年代表取締役副社長を経て、2009年代表取締役社長に就任、現在に至る。
代表作にエジプト博物館、ヨルダン国立博物館、エジプトテレビ局、バクダット放送局などの国際コンペ案件をはじめ、普連土学園、川崎ラゾーナ、BOCH研究所、筑波大学などの国内案件他、バングラデシュ、ミャンマー、ネパール、南アフリカ、ケニアにおける日本国大使館・公邸や、バングラデシュ農業大学院、フィリピン貿易センター、ビルマ園芸センター、スリランカ植物検疫所、ケニア林業センター、モザンビーク教員養成校、アジア太平洋障害者センターなどのODA案件など多数。1980年以降は主に海外プロジェクトを担当。
海外プロジェクトを通じて多くの建築家、設計事務所、建設会社と協働し、多くを学んだ自身の経験から、「日本の設計事務所の国際化」を課題に挙げる。国際化の中で日本が彼らと戦って勝ち抜くには何をしなければならないか。求められる能力、チーム編成、リスク管理など、日本の設計事務所は国際化に向けて体制強化が必要と感じている。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 27年間続く栄誉あるコンペです。果敢に挑戦して、自身の提案力、創造力を試す機会にしていただきたい。

西沢 立衛建築家・横浜国立大学大学院 Y-GSA 教授

PROFILE

1966年東京都生まれ。1990年横浜国立大学大学院修士課程修了後、妹島和世建築設計事務所に入所し、1995年妹島和世氏と共にSANAA 設立。1997年西沢立衛建築設計事務所設立。
代表作に、ディオール表参道*、金沢21世紀美術館*、森山邸、House A、ニューミュージアム*、十和田市現代美術館、ROLEXラーニングセンター*、豊島美術館、軽井沢千住博美術館 ルーヴル・ランス*等。
日本建築学会賞、村野藤吾賞、藝術文化勲章オフィシエ、ベルリン芸術賞*、プリツカー賞*など多数受賞。(*はSANAAとして妹島和世との共同設計及び受賞)
影響を受けた建築家はル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、フランク・ロイド・ライト、ルイス・カーン、オスカー・ニーマイヤー、ジョバンニ・バッティスタ・ピラネージ、ロバート・ヴェンチューリ、フランク・ゲーリー、レム・コールハース、アルヴァロ・シザ、原広司、伊東豊雄、妹島和世。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 新しい時代の感受性を感じさせる作品を期待しています。がんばってください。

原田 仁株式会社 三菱地所設計 専務執行役員 設備設計統括部長

PROFILE

1977年早稲田大学大学院修士課程修了。同年、三菱地所株式会社入社。2001年株式会社三菱地所設計 丸の内設計部にて、設備設計部長、執行役員 設備設計部長、常務執行役員 設備設計統括部長を経て専務執行役員 設備設計統括部長に就任。 丸の内再構築の第1弾として歴史ある旧丸の内ビルヂングの建て替え(1999年着工)に携わる。単体の建物としてではなくその後の丸の内再開発の規範となるべく街並みの調和、地下連絡ネットワーク、エネルギーのネットワークなど広範な検討を行い、現在の新しい丸の内のベースとなった。
影響を受けた建築家にジョサイア・コンドルを挙げ、「丸の内の仕事をする上で同氏の多くの作品について学ぶことが出来た。光の取り入れ方など自然との調和に配慮した素晴らしい作品が多い。多くの作品が失われたが現存するものはいつまでも残すべき建築である」と語る。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 今回テーマは“「設備」の可視化”というという一見わかりやすいようですが解き方によっては無限の可能性を秘めたものです。思い切った提案を期待しています。
http://www.mj-sekkei.com/index.html

日置 滋清水建設株式会社 常務執行役員 設計・プロポーザル統括

PROFILE

1950年東京都生まれ。1973年東京工業大学建築学科卒業。1975年同大学院修士課程修了。同年清水建設入社。1986年から1991年までシミズ アメリカ・NY設計室室長を務め、2008年清水建設執行役員設計本部長を経て2013年同、常務執行役員設計・プロポサール統括に就任。米国建築家協会(AIA)、日本建築学会会員。
代表作に、清水建設技術研究所新本館(2007年BCS賞)、カシオ甲府厚生棟(2003年日本建築学会作品選集)、栗田工業事業開発センター(2001年日本建築学会作品選集)、荏原製作所管理棟(2001年熊本アートポリス賞)、太陽誘電新研究所(2000年東京建築賞)、栗田工業山口事業所(1993年グッドデザイン賞)など。コンペ受賞として、環境調和型都市デザインコンペ最優秀賞(2000年)。
好きな建築にルイス・カーンの作品を挙げる。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 「設備」を可視化するという課題は、その意味を深く追求していく必要があり、設備を単に“EQUIPMENT”と捉えてはいけないのだろう。“可視化”の先に、新しい空間が表出することを期待しています。
http://www.shimz.co.jp/

安田 幸一建築家・東京工業大学大学院 教授

PROFILE

1958年神奈川県生まれ。1983年東京工業大学大学院建築学専攻修了後、日建設計に入社し2002年まで勤務。その間、イェール大学大学院建築学修士課程修了、バーナード・チュミ・アーキテクツ・ニューヨーク勤務。2002年東京工業大学大学院准教授に就任、同年、安田アトリエを設立し、現在は東京工業大学大学院教授、安田アトリエ主宰を務める。
代表作に2002年ポーラ美術館、2006年東京工業大学緑が丘1号館レトロフィット、2007年東京急行大岡山駅上東急病院、2009年ポーラ銀座ビル、2010年東京造形大学CS PLAZA、2011年東京工業大学附属図書館など。
影響を受けた建築家は篠原一男、林昌二、バーナード・チュミ。

これから応募するコンペ参加者にひとこと 疲弊した社会を明るく照らすようなアイデア、建築の既成概念にとらわれないユニークなアイデアを期待しています。
http://www.arch.titech.ac.jp/yasuda/index.html

児山 靖東京ガス株式会社 都市エネルギー事業部長

コーディネーター

馬場 璋造株式会社 建築情報システム研究所 代表

PROFILE

1935年川越市生まれ。1957年早稲田大学第一理工学部建築学科卒。1959年早稲田大学第一政経学部経済学科卒、新建築入社。1964年新建築編集長を経て、1990年建築情報システム研究所を設立。2002年に日本建築学会賞業績賞を受賞。
代表著書に、「生残る建築家像」(新建築社)、「策あり!都市再生」(共著 日経BP社)、「日本の建築スクール」(王国社)、「建築がまちを変える」(共著 日経BP社)、「こんな建築家になれるか」(王国社)、「コンペに勝つ!」(共著 新建築社)、「信頼される建築家像」(王国社)。
モットーは、「和而不同」。

これから応募するコンペ参加者にひとこと コンセプトも表現も独創的であること。

(敬称略)

第27回の入賞作品