入賞作品

第2回 : ウォーターフロントの倉庫改造プロジェクト

最優秀賞

最優秀賞

小田原四郎、高原 繁、松永広幸、河野敏彦、古川正嗣(大気社)、古谷誠章、齋藤 正、池本豊隆

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審査委員 石福 昭
造船用浮きドックの巨大な壁から、次々と発想される空間や仕掛けが本当に見事であった。
審査委員 伊東豊雄
フローティングドックに着目することで最も漸新な空間を呈示して見せた。この案の魅力は建築ではなく、船や機械、装置に近い即物的空間をつくりえた点にある。
審査委員 阪田誠造
最優秀となった海に浮く「一枚屏風」と、優秀作の「TOKYO BAY TV STUDIO 21」は最後まで競い合い、空間と設備計画を固い建築体に封じ込めずに、海に浮かぶドックを舞台として軟らかい都市界隈に空間装置を展開している案の新鮮さと、平面図などに表れているデザインセンスを持つ小田原案のほうが、最後に一票差で勝を制した。断面図は、夏期の水に沈んだ表現をしていれば、もっとこの構想の特色がわかりやすく示されただろう。
審査委員 松尾 陽
設備的リアリティだけであれば、選外作品の中には、もっと詳細・周到な計画もあったのであるが、最優秀および優秀の諸作は実現可能性を踏まえながら、一方で環境・設備的な夢を語っていることを評価した。最優秀案の「一枚屏風」は環境計画に対するフィロソフィに共感するところがあった。
審査委員 柳澤孝彦
造船浮きドックの空間に着目して、そこに屏風のごとき連続する壁をうねり込ませ、これをオルガナイザーとして有機的な空間をそこに立ち上がらせて新鮮である。それはまた、エネルギーの動きを表徴しながら空間の機微をもつくっていて、ダイナミックかつ繊細で、高等な操作が計算されて出色である。
審査委員 秋山哲郎
衰退した造船の町にある「浮きドック」に着目し、そこに人の集まる場を創造し、物の生産の場から、生き生きとした人間重視の場をつくり出そうとした発想は真にユニークであり、表現も簡潔で内容のあるものでした。