入賞作品

第6回 : 津久井サテライトエリア計画

最優秀賞

最優秀賞

田中英夫、北典夫、高橋敏美、徳永昌彦、渡部裕一、大橋清文、仙波武士、横山淳一、吉本英二、近藤祥文、水谷由紀子、平藤里香

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COMMENTS

審査委員長 池原義郎
ダムによって水没するものと、水面とこの周辺との過去、未来に続く時間の中に柔らかい夢のような詩を謳い上げている。その夢は直観的感性によるものではあるが、それだけに人びとの心と環境とものとが統合されて、新しい問題を包括しているように思えた。心と技術は包摂されなければならないといっている。
審査委員 伊藤直明
湖水の中に消えてゆく集落をテーマにしたコンセプトのユニークさが審査員の目をひき、現実性という点ではやや疑問視される面はあるが、都会生活の慌しい日常性からの安らぎを求めるところに共感を与え、表現の美しさも手伝って高い評価を得る結果となった。
審査委員 鈴木エドワード
現地の開発をせず、キャンピングカーのモービルな手段を利用し自然保存をねらった。
審査委員 原 広司
案のリアリティといっても、その案がそのまま実現されるという意味ではなく、自然を環境論的視野から見据えていく視線の方向、つまり提示されるイメージの中にリアリティはあると考えられる。最優秀賞となった「heart beat」は、上記のような考え方からすると、きわだったイメージを提起していたと思われる。このイメージをもってすれば、湖面も湖の周辺もきっと美しく保存されるであろう。プレゼンテーションのドローイングが一つ高いレベルにあったといえる。
審査委員 村尾成文
環境や自然に対する考えを、ある意味では詩的に、魅惑的に主張していて、具体的な実現性というよりは、それへの強いインパクトを与えうる精神性を持った作品である。表現も圧縮した中で多くのことを語っていて、素晴らしい出来栄えである。
審査委員 村上周三
最優秀作「heart beat」と優秀作「架けられた時間」は、失われる集落をデザインの中に移し込むというコンセプトが新鮮であった。