入賞作品

第7回 : 都市のアメニティ

最優秀賞

最優秀賞

堀内信男、矢吹清一、松永均、宇根本真、中戸川輝、土屋裕造、杉平善宣

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COMMENTS

審査委員長 池原義郎
東京都心の人口空洞化により廃校になったものに新しい生命を与えつつ、子供から大人までのやわらかい教育空間とし、そこを明るい快適な都市空間としようとする。現在と近未来への提案であり、新しい都市機能を身近に見いだし、しかも市民のかつての記憶を新たに蘇生させることも忘れていない。
審査委員 尾島俊雄
都心小学校の空間確保策の典型例。
審査委員 櫻井 清
夢とノスタルジアを取り戻すアメニティ空間を、小学校の統廃合による廃校施設の再生という身近な現実性の中でとらえ、水と光のゆらぎと緑という自然感覚を併せ持ちながらソーラーの活用も考えるという好感の持てる提案で、都市に住む人びと・・お年寄り、壮年、青年、子供と幅広い年齢層の、身近でしかも有効なアメニティとなるということで、第一に推すこととした。
審査委員 原 広司
案のリアリティといっても、その案がそのまま実現されるという意味ではなく、自然を環境論的視野から見据えていく視線の方向、つまり提示されるイメージの中にリアリティはあると考えられる。最優秀賞となった「heart beat」は、上記のような考え方からすると、きわだったイメージを提起していたと思われる。このイメージをもってすれば、湖面も湖の周辺もきっと美しく保存されるであろう。プレゼンテーションのドローイングが一つ高いレベルにあったといえる。
審査委員 鈴木正之
群を抜いてよかった。まず、現在残っている小学校を対象に扱ったこの案は、リアリティに富んでいるだけでなく、昔からある建物を(決して建築的に評価できないにしろ)町の風景に染まった一財産として保存し、新たな都市の・ポケットパーク・アメニティとして採用したことを高く評価したい。プレゼンテーションを見るだけで、その場所、そして空間の心地よさがとてもよくわかる。さらに空間だけではなく、時の流れさえも、この小学校に染みついた思い出として共通の記憶のように感じられる。子供の頃読んで憧れたが、一度も見たことのない・秘密の花園・が、今大人になった自分にまさにタイムワープしてよみがえるようである。ぜひ、なんとか実現させてもらいたいプロジェクトである。