入賞作品

第7回 : 都市のアメニティ

都市の魅力はアメニティ=快適性にある。生産の場から生活の場へと認識が変わってきた現代都市の、最も重要なコンセプトがアメニティである。効率からアメニティヘ、都市のパラダイム・シフトが行われつつある。求められているアメニティは物理的なものだけではない。精神的・文化的豊かさ、満ちあふれる可能性、五感の楽しみ、悦楽への期待などが、都市のアメニティの中核をなす。何に出くわすか、どんな人とどんな出会いがあるか、未知の魅力を秘めてこそ都市である。行き慣れた場所であっても、常に新しい発見がある。人びとはそうした期待感を持って都市に集まっている。
今回の課題「都市のアメニティ」で求めるものは、新しい都市のコアとなるべきアメニティが象徴的に集積し、躍動する場のあり方とそのデザインである。楽しみ、出会い、語らい、ちょっとした冒険、発見、高揚、興奮、やすらぎ、憩いなど、さまざまな、感覚の豊かさを涵養することができる場を考えてほしい。従来の繁華街やダウンタウン、コミュニティセンターといった範疇を超えた、もっとこれからの都市に相応しいアメニティに満ちた場や施設を、われわれは思索し、構想することができるはずである。あるいはそれが、次代の文化の礎となるかもしれない。またそこでは、エネルギーや情報システムのサポートはどのように考慮されるべきか。二十四時間体制で活動するであろう都市のコアは、ハード面でもアメニティが確保されるべきであろう。そのシステムもあわせて考案してほしい。

都市のアメニティを求めて、豊かな想像と創造の翼が羽ばたくことを期待している。

審査委員

審査委員長
池原義郎(早稲田大学教授)
審査委員
尾島俊雄(早稲田大学教授)
櫻井 清(久米設計社長)
鈴木エドワード(鈴木エドワード建築設計事務所代表)
村上周三(東京大学教授)
山下和正(山下和正建築研究所代表)
鈴木正之(東京ガス都市エネルギー事業部長)
コーディネーター
馬場璋造(建築情報システム研究所代表)
審査委員紹介

(敬称略)

※こちらのページに表記されている各委員の所属・役職は当時のものになります。

最優秀賞(1作品)

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堀内信男、矢吹清一、松永均、宇根本真、中戸川輝、土屋裕造、杉平善宣

優秀賞(3作品)

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    金山明煥、藤田武、西村英一郎、後藤英邦、荒木孝則、鈴木義一

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    田中公行

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    三好誠人、清水誠一郎、青木大輔、室園一彦、吉村信一、河相弘二、清水麻紀子

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