入賞作品

第8回 : コミュニティ銭湯

最優秀賞

最優秀賞

恩田博、堀譲司、楠貴雄、馬郡文平、鶴巻昭秀、島松秀樹、小宮山幸、鈴木雅登

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COMMENTS

審査委員長 内井昭蔵
多くの提案の中で唯一、場所に着目した提案と思い、評価した。
審査委員 尾島俊雄
自然の持つ力に脱帽し、征服されたかのごとき恩田+七名案の「HAPTIC・CIRCLE」は、海の波動と朝日の前に恍惚とした設計者と生活者の裸像を描いているようである。実に達者な図面とシステム図であり、新しい日本の建設業のあり方を示しているかのようである。
審査委員 櫻井 清
水による根源的な再生の概念と風呂を結びつけ、海辺にロケーションを求めることによって、潮の干満をそのまま広場の景観変化に利用し、風呂を取り巻く環境変化と、風呂からの眺望変化にも利用している。風呂をガラス張りの行燈のような仕立てにして、朝・昼・夕・夜の光の変化を楽しめる様子は魅力的である。周囲の広場をフリーマーケットにすることを提案し、単なるショッピングとは違う相互のコミュニケーションの発生を期待し、人の集まる場所性をつくり出すことによって、コミュニティ感覚の発生を期待している。設備の提案は、具体性や現実性の点で疑問も感じるが、各種のしかけの提案があり、楽しさのあるものになっている。
審査委員 長谷川逸子
日本のどこにでもありそうな海浜にサークルの広場をつくり、潮の干満という自然現象を導入して、水の変化の中にガラスのシンプルなキューブ建築をまるで灯籠流しのような情景として浮上させる。現代の宗教空間は、まさに生命の再生を願う場としてつくられていた。審査のスタートから注目した作品だった。
審査委員 山下和正
コミュニティとの関連はやや希薄ではあるが、潮位の干満を利用した潮入庭園と浴室を組み合わせた演出効果が高く評価された。