入賞作品

第24回 : 地球に生きる

優秀賞

優秀賞

木村奈央、北村知佳子、栗間敬之、伊佐治勝大、池田圭介、及川諒太、久米 彌、上野真理*1(KAJIMA DESIGN/株式会社アルモ設計*1

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COMMENTS

審査委員長 内藤 廣
地球の地形を利用して、と構想は壮大、ちょっと誇大妄想気味の提案にも見えますが、素晴らしい出来映えの図面をよく見ると、空気の質や物語までが見えてきて、これはこれで説得力がありました。
審査委員 井上 隆
山に地球環境の縮図を見出したもの。狭い国土に多くの国民がひしめきながらも、容易に開発しがたい故に、一時期の価値判断で開発され尽くされることなく幸運にも残った山の空間を再評価し楽しむ、という提案で心惹かれるものがあった。標高差に重点が置かれたが、方位、尾根・谷筋などの多様性も表現されると更によかったように感じる。
審査委員 尾崎 勝
「気候と標高という原理」を象徴的に扱って、山に足したり山からもらったりする共同体験の中から、人と自然の寄り添う姿を発信しようとする完成度の高い作品で、素朴でほのぼのとした情感に溢れていた。
審査委員 佐藤信孝
山を地球の縮図に見立てた発想が素晴らしく、プレゼンのレベルも高かったが、水族館や動物園等のように山を1日の体験学習の中で扱った点で、その地域の自然環境の厳しさや地球と共に生きている生活感等が少し伝わりにくかった気がする。
審査委員 妹島和世
絵にとても惹かれた。そこに書かれているように、確かに山をめぐることはある意味で地球環境をめぐることといえるかもしれない。3,000mを超える山のその高度によっていろいろな環境があらわれてくることをその絵は魅力的に示している。山の部分を少しずつ見ていく時、山の持つ多様性へとイメージが広がる。ただ、どのように地球に生きていくべきかという問いに対して、この案は何を提案しているのか、それが少し分かりづらかった。もしかしたら多様な魅力を持つ山はそのままにしておいた方がよいのかもしれないとも思わされた。
審査委員 山田幸夫
夢があり、リアリティのある作品だ。国土の80%が山岳であるこの国で真剣に考えるべきテーマを取り上げており、1枚の提案書に実に多くのメッセージを込めた、“動き”や“いとなみ”を感じる力作であった。