入賞作品

第25回 : 場所に向かい合うコミュニティ施設

優秀賞

優秀賞

田原雄一郎、吉田紘明*1、鶴海秀一郎*1、神谷康平*2(千葉大学大学院/フリー*1/千葉大学*2

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COMMENTS

審査委員長 隈 研吾
新しいゴミのフローと、昔なつかしい裏路地のテクスチャを合体して、とても興味をひかれた。環境というと緑、空気、光とがきれいで爽やかなものばかり連想してしまうくせがあるが、実はゴミこそ都市の環境問題の中核に存在するのである。ゴミによって裏路地が再生するドラマをもう少しシャープに、過激に見せてくれれば、さらに画期的な提案になっただろう。
審査委員 岡本慶一
ネガティブなゴミ捨て場を最小単位のコミュニティを生み出す場とする着想が秀逸。ゴミマネジメントシステムの実現可能性にやや難があるが、分散型エネルギーに着目した考え方がよい。
審査委員 佐藤信孝
スターリングエンジンを組み込んだ機械装置が提案され、審査員の目を引いた作品であった。ゴミ捨て場をコミュニティの場とする提案は目の付けどころがよかった。
審査委員 田辺新一
ゴミ捨て場を核とした案。機械図のアイデアが評価された。定量的には疑問点もあったが、バック・トゥ・ザ・フューチャーの映画のようになれば可能かも知れない。
審査委員 千葉 学
ゴミ出しという既にそこにある日常や仕組みにほんの少しだけ手を加え、とかくネガティブに捉えられがちなゴミの集積場所をコミュニティを育む地域の核にしようという着眼が冴えている。リサイクル設備の実現性やその運営方法が成否を左右しそうだが、設計とは本来こうした日常へのちょっとした上書き行為であることを鮮明に提示してくれている。
審査委員 手塚貴晴
一にも二にもゴミマネージメントシステムと名付けた怪しげな機械の説得力に負うところが大きい。宮崎駿監督の空想世界よろしく粛々とうごめくであろう機械は奇怪であるが、それが絶妙にコミュニティの軸として機能している幻想世界は魅力的である。
審査委員 松田明彦
「場所」をゴミ捨て場に設定し、コミュニティを生み出す場とした視点が面白かった。ゴミ活用のシステムが詳細に描かれており、審査員の関心を惹いた。