

レポーター:速水清孝
住宅に対して、建築家は、何が、どこまでできるのか?
そんな挑発的な問いかけだったように思えたこのプロジェクト。
そこで野蛮ギャルド、フジモリ教授が取り組み、完成に当たって「コールハウス」と名付けられた住宅は、時空を自在に駆け巡る、史家ならではの発想がふんだんに盛り込まれたものとなりました。
初源的な住まいである“洞窟”、暮らしに返り咲く“火”、究極の素材としての“炭”、チャタル・ヒュユクに想を得たと思しき“梯子”、そして、日本の住宅史を紐解いての、多くが集う“九間(ココノマ)”、もてなしの場である“茶室”、といったキーワードの数々。
それらが、どのように組み合わされ、ひとつの建築としてどう実現されていくのか。そして、「コールハウス」命名の由来とは。また、茶室の名はなぜ「源」なのか。
その詳細は、このサイトに綴った毎月の現地レポートをご覧あれ。
工事中のエピソードをふんだんに交えた「フジモリ建築初のインサイドレポート」として、好事家はもちろん、住宅はどうつくられるのかに関心のある方にも楽しんでいただけるはず、です。
さて、かくして完成した「コールハウス」も、いよいよこの新春より公開。
果たしてどんな評価を得るか、使う方はもちろんご近所にも愛されていってくれるか、など気になることは四方山あれど、祭りの後も遥かに過ぎた今にしてとりわけ思うのは次のこと。
「次のSUMIKA Projectはいつ?」
単発に終わるのはあまりにもったいない。今度は誰が、何を見せてくれるんだろう?
そんな期待をしたくなるプロジェクトでした。

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